
コラム
第4回:住みながら売るのは可能?内見対応のポイントと準備リスト
「住みながらでも家は売れるの?」という質問は、多くの売主様からいただきます。実際のところ、住みながら売却を進める方は少なくありません。特に買い替えや転居時期が未定の方にとっては、住みながら売却できるのは大きなメリットです。
しかし、住みながら売却するには注意すべき点や、購入希望者への気配りが欠かせません。今回は、内見時のポイントやスムーズな売却につながる準備リストをご紹介します。
住みながら売却するメリットとデメリット
【メリット】
- 仮住まいを用意する必要がないため、引越し費用や手間が減る
- 売却が決まってから新居を探せるので、資金計画が立てやすい
- 空き家よりも生活感があることで、購入希望者が暮らしのイメージを持ちやすい
【デメリット】
- 内見のたびに掃除や片付けが必要になる
- プライバシーが一時的に損なわれる可能性がある
- 内見日時の調整が必要で、柔軟な対応が求められる
こうした点を踏まえて、「家を売る」という目線で、日常生活に少し工夫を加えることが成功への鍵となります。
内見対応の重要性
不動産の購入を検討している人にとって、実際の「内見」は非常に大きな判断材料です。写真や間取り図だけでは伝わらない雰囲気や広さ、周囲の静かさ、陽当たりなどを体感してもらえる大切な機会です。
住みながら売却する場合は、以下のような気配りが購入希望者に良い印象を与えます。
- 室内の明るさ:カーテンを開け、電気をすべて点けて明るい印象を演出
- 匂いのケア:キッチンやトイレの匂いは特に注意。換気や消臭剤を活用
- 音への配慮:テレビや音楽は消し、落ち着いた環境にする
- 空間の広さ:不要な家具や物は一時的に倉庫へ移動してスッキリさせる
「この家、良いな」「すぐにでも住めそう」と感じてもらえるよう、準備が重要です。
住みながら売るための準備リスト
以下のチェックリストを参考に、売却活動をスムーズに進めましょう。
- 整理整頓の徹底:日用品や雑貨は見えない場所へ。水回りは特に印象に影響します。
- 家具の配置見直し:広く見せるための動線確保。圧迫感のある家具は一時撤去を検討。
- 掃除の習慣化:床・窓・水回りを中心に、毎日のルーティンで負担を軽減。
- におい対策:ペットや料理のにおいは第一印象を下げる要因。直前の換気を忘れずに。
- 内見用スケジュールの共有:家族とカレンダーやチャットアプリで予定を共有。
- 貴重品や個人情報の管理:財布・通帳・印鑑などは鍵付きの場所へ保管。
売主様の「協力」が売却成功のカギ
住みながら売却を行う場合、不動産会社任せにするだけでなく、売主様ご自身の協力も非常に重要です。購入希望者に良い印象を与えることができれば、内見から早期の申し込みにつながる可能性が高くなります。
「モデルルームのように完璧にしないと…」と身構える必要はありませんが、「丁寧に暮らしている家」という印象を持ってもらうための準備を心がけましょう。
まとめ
住みながら売却することは十分可能であり、むしろ購入希望者に安心感を与える要素にもなります。とはいえ、内見対応にはちょっとしたコツや準備が必要です。
Plus4では、住みながら売却を進めるお客様のために、内見前のチェックリストの提供やスケジュール調整のサポートも行っております。
無理なく、そしてなるべく高く売却できるよう、二人三脚でサポートいたします。